ボランジェR.D 樽への拘り

庭でランチ シャンパーニュ

お久しぶりです、冬眠から目覚めました。
さっ寒いです。そろそろHOTワインを造ろうかなっ。
子供の頃はHOTココアで世界一、幸せな気持ちになっていたけど
今はHOTワインですね ハハハ
どうも、ちゃむです。

前回の続きで今日もボランジェの世界

前回も書いたようにボランジェは、シャンパーニュで数少ない樽醸造家

なぜ?樽にこだわるのか。樽の良さとは?!

ステンレスとの違いは何かなどを綴ります。

樽発酵とステンレス発酵の違いは?

ボランジェが拘るのは樽発酵。

樽発酵

 多くのニュアンスが生み出される
 何百種類ものワインの細分化が可能
 オークの風味が強まる
 アルコール度数が高まる
 酸味がまろやかになる

ステンレス醸造

 フレッシュで本来の葡萄の果実味を味わえる
 オークの風味をつけたくない
 衛生管理が容易
 ワインの目減りが少ない
 コストが抑えれる
 正確な発酵管理が出来る

《ボランジェが樽発酵に拘る理由》

ボランジェは資金力があるので、樽を多く所有できると言う事もあるがって言ってもお金がかかる。しかも衛生管理やメンテナンスなどと、かなりの重労働と繊細な注意を払わないといけない。
だけども樽醸造に拘る理由とは。

 樽発酵により多くのニュアンスが生み出され、ブレンドするときに非常に多くの選択肢が生まれ、何百種のワインの細分化が可能になるから。

ステンレスタンクに移行し始めた1960年代にボランジェは伝統を崩さず
 『R.D』『VVF』=(100%樽醸造)を開発したマダム・リリー・ボランジェの意志を受け継いで樽醸造を続けている事もあげられる。

《まとめ》
確かに、ステンレスタンクは安心安全でコストも抑えれて
全て一定なものができる。
ボランジェが求めるものはコストはかかるが
ワインの複雑性(その種類は何百との可能性を秘めている)

世代を超えて受け継いできた伝統的な職人の技、全てが一体となった賜物。
伝統を守り続けたいって事ですね。


下記で説明するRDシャンパーニュの製法とかは
創業者の発明ですしね。

職人技って言葉すきだわ〜🌝🌝

RDシャンパーニュとは?

 マダム・ボランジェが自ら開発したシャンパーニュ
 出荷直前に澱引きをする
 デコルジュマン(澱引き)の日付を最初に明記したシャンパーニュ
 規定ワイン熟成の4倍の熟成期間 11〜15年
 100%樽発酵
 ラ・グラン・ダネを長期熟成させている
✔ 商標登録している

1952年にマダム・リリー・ボランジェ自ら開発した。
樽の醸造には特に拘っていて『たとえ古めかしいように見えても、伝統的な手法こそが重要で、私のワインの品質がその証拠です』っと語っている。

R.D(Récemment Décorge)最近デコルジュ《澱引き》されたものの意味。
その名の通り、出荷直前に澱引きする
唯一無二のシャンパーニュ
その日付をラベルに表記した世界で最初のシャンパーニュ

1952年ヴィンテージを1967年にデコルジュして1967年に最初の販売。
その熟成期間15年!!
この方法は画期的で斬新で大胆な発想だった。
実際にマダム・リリーがお客様にお出しする直前にデコルジュして提供した。
驚く程のフレッシュ感とフィネスを備えていた事が始まり

ひょえ〜🌝🌝

デコルジュマンとは

《デコルジュマン(澱引き)とは》

ワインの底に溜まった”“を取り除く工程ですが、このは瓶内2次発酵時に酵母が力尽きたもの。

ピュピュトルと言う台で
(前回の記事の目次 特徴3で乗っている写真参考)
少しづつゆっくりと回転させながら(ルミアージュ)澱を瓶口に集める


瓶口に集まったら、瓶口だけを冷却させて一気に栓抜きなどで開ける。


固まった澱の部分だけを取り除く工程なんだけど(瓶口は王冠で栓をしている)
ボランジェはコルク栓で封をしているので

マダム・リリーは
お客様の眼の前でサーベルとかで一気にスパッと開けたんじゃないかと🌝
めちゃめちゃかっこいい女性だなぁ🌝🌝
ちゃむの妄想だけどね🌝

この方法を真似たメゾンは近年増えているが、元祖はボランジェ。
商標登録しているので他はR.Dを名乗れない。

R.D シャンパーニュ特徴 2007年 2008年

 古樽で発酵。
天然コルクで瓶内二次熟成
 エクストラ ブリュット
 亜硫酸ではなくワインを添加
 100%オーク発酵
 ほとんどリリースされない希少

2007年は原点回帰した。最初のボトル1952年と同じアルミ合成素材を使った黄金色のラベルに当時と同じフォントでデコルジュした日を表記した、高級感あるラベルでリリース。

重厚感がでてます🌝

古樽で発酵。天然コルクで瓶内二次熟成

王冠で栓をするのでは無く天然コルクで栓をする
一般的には王冠で栓をする
何処までも樹を貫くボランジェ!!👏✨️✨️


 コルクだと酸素が入りやすいイメージがあるが、王冠よりも徐々に固くなりしっかり閉まるとか。
 それにごくごく微量な酸素がより一層、ワインに複雑性をもたせる。
 デコルジュした後も、天然コルクで栓をしていた方が長期熟成に向くと言う見解も。

超微量な酸素に触れさせて慣れさせる??方が、のちのちと長期熟成に向く
みたいな記事をみました🌝

ドサージュ(補糖)はたったの3gのエクストラ ブリュット

亜硫酸ではなくワインを添加している

R.D2007年
ピノ・ノワール70%とシャルドネ30%

ヴェルズネイのエレガントで上品さとアイのちから強いピノにクラマンのクリーミで柔らかなシャルドネ。
驚く程の新鮮さ。

ブリオッシュ、蜂蜜の複雑な香り。次にジンジャー、クミンなどの香辛料の香り。ドライベリー、ドライアプリコット、ヘーゼルナッツの香りへ変化。フレッシュさが美しい。

R.D2008年
ピノ・ノワール71% シャルドネ29%

アイとヴェルズネイのピノ クラマンとメニル・シュール・オジェのシャルドネ

マジパン、煮込んだアプリコット、パン粉、蜂蜜、ベルガモットのフレッシュな香り。
濃厚で緻密なムース。
柑橘系に桃、プラム 並外れた複雑性。
新鮮なヘーゼルナッツと塩味。
いつまでも続く濃厚な余韻。

また長くなりそうだったので次回に続きます。

今日はこのへんで
素晴らしい今日という日をAu revoir

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