PNVZ19 PNシリーズ ボランジェの世界

樽 シャンパーニュ

こんにちはちゃむです。

日本では知らない方はいないのではないかと思うぐらい「映画007」で有名になった
『ボランジェ』
ジェームズ・ボンドが女性を誘惑する時に必ず飲むシャンパーニュ🌝♡
007が公開される度に飲んでしまうちゃむです。

ボランジェはシャンパーニュでは数少ない
樽醸造

最近、気付いた事が樽醸造ものが好きだと言う事。醤油も樽醸造、シャンパンも樽醸造🌵

今日は007の主題歌になったアデルの曲を聞きながら書きたいと思います。

007で有名になったとゆえ、その品格は素晴らしいです。
これほどネームバリュに負けないシャンパーニュは珍しいのではないでしょうか。

今日はそんな素晴らしいボランジェの世界へ🌝

ボランジェとは?

✔ 1829年にジョセフ・ボランジェによって設立
✔ ピノ・ノワール主体で樽発酵由来の芳醇なシャンパーニュ
✔ アイ村に本拠地を構える

ボランジェの特徴1

 唯一無二の樽発酵 樽熟成

上記で述べたように、樽で醸造、熟成をするシャンパーニュは数える程しかありません。

1950年にステンレスタンクが登場してから減少の一途を辿り
シャンパーニュで樽発酵しているのが今はたったの3メゾンくらい。
それが
ボランジェ 
クリュッグ 
アルフレッド・グラシアン

特徴2

 専属の樽職人がいる(トネリエ)
 樽を造る為に森を購入している

このなかでも、専属樽職人(トネリエ)を抱えているのは
ボランジェのみ!!
(無形文化遺産登録)

シャンパーニュ地方最後の樽職人
ガエル・シャニューさん
彼の細心の注意のおかげで、ボランジェの樽は時代を超えて変わらぬ品質を保っています。
日夜、樽の品質チェック、メンテナンス(中には100年前の樽もあるので細心の注意が必要)をする。

泡お 君
泡お 君

発酵後の樽掃除大変そう

ボランジェが樽職人を抱えているだけあるのが
現在228Lの樽を4000個も所有している事。
さらに
オークが育つ歴史あるを購入している。

私が小学3年生の夏休みに、田舎のおじぃちゃむの家に泊まりにいった時。
自由研究が終わっていない事をおじぃちゃむに話すと、裏山に行き一緒に竹を切り、貯金箱を一緒に作ってくれた、短い竹にコインが入る小さな穴が空いただけの物。とてもシュールな提出物だったけど、己の竹の己が造った貯金箱。一緒だね。ナンカ、ワカランケド、チガウダロ!!

これは、樽の衰退していく現状をみて、これから100年先も使える樽を自社のメゾンで造って行く為だそうです。醤油の木桶に似てますね。衰退する樽の良さを守っていく歴史あるメゾン。

ボランジェで樽職人が沢山育ったらいいなぁ🌝

2029年200周年を迎えるまでに樽を5000個に増やす予定。
それを収納できる建物も建設中。
頑張ってガエルさん!!



ボランジェの樽への重きの大きさが解ります。
ボランジェを飲む時にこの樽由来のニュアンスを感じとる事がまた楽しいです🌝

特徴3

シャンパンの地下セラーにある動瓶台

 ルミアージュ職人がいる

手動で動かすルミアージュ職人もいるのだから凄い。

ボランジェPNVZ19はどんなシャンパーニュか?

pnvz19ボランジェ

ボランジェのPNシリーズ第5作PNVZ19。なにこのアルファベット綴り。。。🌵

分解したら覚えやすい!!
2019年に収穫したピノ・ノワール100%を使って造ったシャンパーニュです。ラベルにはヴェルズネイ村の名前が付きました


6つのクリュ 主要核はヴェルズネイ(Verzenay)
その他にアイ (Aÿ)、アヴネイ(Avenay)、ルーヴォア(Louvois)、ミュティニー(Mutigny)、トーシエール(Tauxière))から2019年に収穫されたピノ・ノワールを主体に、2018年と2009年のリザーヴワインを使用。

2009年はマグナム瓶で熟成されたものが25%も入っているのでかなりの贅沢だ!!!!

ボランジェのスタイルの要となるピノ・ノワールをフィーチェーした1本。ピノ・ノワールへの拘りが感じ取れるワインです。

法律の倍の瓶内二次熟成年月4年

勿論、ボランジェの真骨頂の発酵、樽熟成

色調は黄金
口に含むとりんご、ネクタリン、マンダリンの味わい。酸はしっかり。ヘーゼルナッツ、アニス 石のニュアンス 土壌の生き生きした感じが伝わる。
フィ二シュは塩味のタッチ。華やかな余韻が続く。肉厚な果実味としっかりした酸。

PNシリーズの始まりは?

はてはて、PNシリーズが始まったきっかけは?なのだが
 セラー・マスターのジル・デコート(2023年に惜しくも若くして亡くなった)現在のセラー・マスターはドゥニ・ブネア))のアイデアで始まった。

 2015ヴィンテージのベースワインを造る際に、4人の醸造家を競わせて、最良のワインから新しいキュヴェを仕込もうと提案した。

 ブラインド・テイスティングを行った結果、ヴェルズネイのピノ・ノワールにリザーヴワイン20%をブレンドしたキュヴェが勝った。

 それから毎年、ブラインドティスティングで最良のクリュと主要核を決めているそうです。
毎年、畑のオーディションがあるなんていいですね🌝

風車がシンボルのヴェルズネイ村の特徴

 モンターニュ・ド・ランスにあるグラン・クリュ
 85%はピノ・ノワールが占めているピノの聖地
 ヴェルズネイはエレガンスで繊細で上品
 長期熟成可能
 近年の温暖化で注目率が高い

本拠地アイ村の北東に位置するモンターニュ・ド・ランスにあるグラン・クリュ。
415haある畑の内85%はピノ・ノワールが占めているピノの聖地です。
斜面は北向きでアイのピノ・ノワールとはまた、違う特徴を産出する。

アイがリッチで力強いピノならヴェルズネイはエレガンスで繊細で上品
なのに!
長期熟成が耐えうる。北向きの斜面で中腹部は白亜質を多く含む。

気候変動でだんだん北の畑が注目される昨今、ヴェルズネイの畑が注目度を増しに増している。
大手メゾンの奪い合いとも言われている。



いつも長くなってしまうので続きは次回へ🌝

今日はこのへんで
素晴らしい今日という日を Au revoir

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