パッシート・ディ・パンテッレリア(Ben Rye)パンテッレリア島 エトナ編

エトナの町並み ワイン

こんにちは、ちゃむです。

前回の続きです。

ドンナフガータさんはデザートワインも造られているのですが、これがめちゃめちゃ美味しい🍧

葡萄の果実の甘味がぎゅぎゅっと凝縮されて濃厚でアルコールのボリュームもあり
ラムレーズンみたいなワインレーズン??違うか🌝アイカワラズ ヒョウゲンガヘタダナ。
いつまでも堪能したいワインです🤤
晩酌にもいいですね。

ドンナフガータさんが造るデザートワインは
ベン・リエ

Ben Rye(風の子)とはどんなワイン?

品種はジビッボ
アルベレッロ栽培で造られます。
聞き慣れない品種ですよね。またの名はマスカットオブアレキサンドリアでジビッボの和名は
『干した葡萄』」その名の通り干しブドウのような風味。

北アフリカ原産の非常に古い芳香品種
甘みが強く、マスカット香が特徴。

辛口から甘口まで造られる。
ベン・リエは甘口のパッシートです。

《まとめ》

 ジビッボ種から造られるワイン
 甘みが強く マスカット香が特徴
 アルベレッロ栽培でつくる
 甘口のパッシート


ティースティング感想

色調は琥珀色
アプリコットや砂糖漬けのオレンジピールに熟したいちぢく、レーズン
口に含むとシロップ漬けにされたフルーツたちに
蜂蜜、アーモンドとカラメル
余韻はいつまでも続く。酸もきれいに調和されている。

なにが良いって、デザートワインでもベタベタした甘さの砂糖!みたいな感じのワインがあるが
そんな事はなく、このベン・リエはフルーツの凝縮感の甘さ。
甘ったるいとかではなく綺麗なエレガントな甘さ。

甘さとフレッシュさがとれた並外れた抜群のバランス
熱烈なファンも多いパッシート・ディ・パンテッレリア

幸せな気分で一日を終えれそうな気にさしてくれる🌝🌳

ベン・リエは数え切れないほどの賞を受賞 数々の雑誌にも取り上げられる。

パッシート・ディ・パンテッレリアとは?

パッシート・ディ・パンテッレリアとは

 一度目に収穫した葡萄を一ヶ月程、
天日干しにして葡萄の水分をとばし葡萄の糖分を凝縮させます。

 二度目の収穫 熟度が高まった葡萄を収穫し発酵させてるそこに乾燥された天日干しのジビッボを数回に分けて投入。果皮とワインを一緒に漬け込む。

ステンレスタンクで最低でも7ヶ月熟成させてから瓶内でも1年熟成させて造ったもの

パンテレリア島(黒真珠島)はどんなとこ?!

イタリアのシチリアの西南部に位置する島パンテレリア島でベン・リエは造られています。
ここも面白い島なんですよ。

 地中海に浮かぶ島
✔ シロッコ(風)の通り道にあり強風が吹乱れる 1年の内340日
 葡萄畑の栽培方法はアルベレッロ・パンテスコを採用
 火山性砂質土壌
 常に乾燥しているので菌に侵される事が少ない
 黒い溶岩石で積み上げられた石垣が特徴 世界遺産

火山島パンテレリア島は、シチリアとチュニジア共和国の間の地中海にぷかぷかっと浮かんでいます。
アフリカ大陸のチュニジア海岸に非常に近く、チュニジアの首都チュニスより南に位置してます。
それゆえ、サハラ砂漠から強風が吹き、シロッコの通り道でもあり夏には熱風が吹きつける。

ななんと1年のうち340日は強風が吹く島なんだって。
体が夏になる〜過激で最高〜〜♪♪

そこで!!葡萄を強風から守る為に独自の栽培方法が考えられました。

『アルベレッロ・パンテスコ』

円形の窪地に葡萄の樹を植えて地面と水平の高さになる様に仕立てる。
非常に低く育てられる枝は地面に沿うように伸びる。

引用元:カリテ・エプリ

ユネスコ世界無形文化遺産に登録されている仕立て法

引用元:カリテ・エプリ

雨による土砂崩れを回避するために段々畑になっています。火山性砂質土壌。
強風に煽られ乾燥した過酷なこの土地でも強く育つ事ができるジビッボ種。
何か可愛く見えてきます🌝🌝

乾燥しているってことは、菌が発生しにくいので天然の殺菌効果があります。

この畑の周りには黒い溶岩石で積み上げられた石垣(ユネスコ世界遺産に登録)で囲まれています。
なんと40キロメートルにわたる。
もう、風対策にはばっちりですわ🌝

エトナにある畑から造るワイン

エトナ火山

今も活動を続けているヨーロッパ最大の活火山であり、世界で最も活動的な活火山の一つ。
エトナ火山

この活火山の山頂は、一年の殆ど雪の帽子を被っているよ🌝

その北斜面に畑は位置しています。

《特徴》
 降雨量が少なく、ネブロディー山脈が防壁になり冷たい風から畑が守られる

 ミネラルが豊富な溶岩土壌、ぶどうの根が地中深く広がります。

 ここでは樹齢が80年を超えるものもある。
 エトナ アルベレッロ システムなどの伝統的な葡萄栽培。

 エトナ山の噴火によりシアレという溶岩の堆積物を生みだし、エトナ山の砂質土壌に生命を与える

 異なる時期に与えられたシアレが土地の特定の構成を決定付ける。
この痕跡がワインをユニークな物にする。

エトナ周辺は乾燥した気候なので農薬の散布はほぼない。

土壌生物多様性のためドンナフガータは化学除草剤や肥料は使用していない

スル・ヴルカーノ エトナ・ビアンコ ワイン

スル-ヴルカーノ白ワイン

このラベルも素敵ですね🌝
エトナ山 火山の女神を描いています。虹色の燃え上がる髪がいいですね妖艶さを感じます。

このワインの畑は山の麓にあり

品種はカリカンテ
カリカンテは長期熟成が可能な白ワイン。

ワインの味わいもラベルのように華やかな香りです。

《ティースティング》

ハーブの香りとフレッシュなシトラスの香り
塩味と火山土壌によくでる還元香が少し
酸は穏やかで、シチリアレモン、マンダリン、 セルフィーユ 火打ち石
瓶内からくる蜂蜜に干し草

フレンチオークで10ヶ月瓶内で12ヶ月熟成。少量生産

前菜から魚のメインやパスタまで合わせられる白ワイン。
ぐいぐい進んでしまうのでご注意をば🌝

この前ちゃむは、食事前に少しだけ味見する積りだけだったんだけどペロンチョと頂いてしまいました🌝🌝
しっかりとした風味なので単体でも頂ける白ワインです。

では今日はこのへんで
素晴らしい今日という日をAu revoir

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